頻尿・浮腫みケア
皆さんこんにちは!
今回は今までの経験をふまえて、年齢を重ねると出てきやすい頻尿や浮腫みを、症例と共に書いてみたいと思います。
【症例1】
70代男性。日中に我慢できないほどの尿意。頻尿。夜間は3~4回程度、小便に起きる。
2時間程度の施術中にも1~2回小便。来院時、施術後にも小便。尿量は少なめ。
施術メニュー・時間・頻度
鍼灸・フットケア・ボディケア。
約2時間の施術を週1~4回。
経過
半年~1年後、我慢できずにトイレに駆け込むことが少なくなる。さらに、半年~1年後施術中や来院時のトイレの回数が減る。4年後には日中の不安はほぼなし。来院中のトイレも1回程度に減少。
夜間頻尿は、2~3回に変化。現在も他院で施術を継続中。
【症例2】
80代男性。夜間頻尿1時間おき。日中、突然の尿意。尿が出づらい。両下腿に酷い浮腫み。ツムラの漢方服用中。
施術メニュー・時間・頻度
鍼灸・フットケア・運動療法
鍼灸30分週1回,フットケア30分週1~2回。
経過
施術した日は夜間の回数が減少。3か月後くらいから運動療法を取り入れ、半年後1時間半おきに間隔が空く。1年後、夜間頻尿の変化はないが、尿の出づらさが多少軽減。現在も他院で施術を継続中。
【症例3】
70代女性。脳内出血後に日中・夜間頻尿。両下腿浮腫み。西洋の薬を服用中。
施術メニュー・時間・頻度
鍼灸・フットケア
30~40分を週1回。3か月後から2週に1回。
経過
2~3か月後、薬の効果を実感できるように変化。施術間隔を空けたためか、7か月後の現在良くも悪くも変化なし。今後も当院で施術を継続。
頻尿など尿のトラブルで皆さん聞いたことくらいあるのは、前立腺肥大とかでしょうか。
東洋医学では、前立腺肥大などによる尿のトラブルに対して、脾・腎・膀胱のトラブルや元気の不足によるものとして施術がされることが多いです。
なので、それらのツボを選んで鍼灸をします。
ここで、それぞれの役割をご紹介!
鍼の役割は、詰まって出ていないものは、そこの通りを良くし出やすく出しやすくなるように。
締まりが悪くなって漏れている所は締めて留めて置けるように。
それぞれの内臓の役割がスムースに行えるように鍼で気血の流れを良くします。
灸の役割は、身体の中のお水のトラブル解決に効果を発揮します。
頻尿・浮腫み・だるさ・冷えなど。
温める効果もありますが、身体にこもっている余計な水分を取り除いてくれ、冷え固まって滞っているものを溶かして流れやすくしてくれるます。
さらに元気を補ってくれるので、出す力・締める力が徐々に出てきます。
最後にフットケアは、日中の尿量が減ってしまっている場合、尿になりきれなかったものが足に溜まります。それが夜横になることで腎臓に戻り尿になり、夜中のトイレに繋がります。
尿トラブルにはフットケアで、泌尿器系のツボを刺激し、浮腫みを改善又はむくみが出ないようにするのがおすすめです。
当院のフットケアは、浮腫みはもちろん、足底にある全身に繋がる足ツボを刺激することで、全身の施術にもなる優れた施術方法の一つです。
そして、これら3つが合わさることで相乗効果が生まれより効果的な施術になります。
ここまで頻尿を書いてきましたが、浮腫みケアまで書いていくと、情報量が多くなってしまうと思うので、「浮腫みケア」は次回のブログにて紹介させていただきたいと思います!
来週には更新できると思いますので、お待ちください。
皆さんに少しでも、分かりやすく・為になるように頑張って書いていきますので、よろしくお願いします!!!
ではでは、また来週~。
Comments